友泉零勘の独り言

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〔M-Audio M-Track Solo 等〕安くて自分に合ったオーディオインターフェースを求めて...


https://viicsys.hateblo.jp/entry/2021/03/17/201223

世の中に出回っているオーディオインターフェースはとても高い。

(例:サウンドハウスが取り扱うオーディオインターフェースの一覧

SteinbergNative InstrumentsTASCAMRolandYAMAHAなどといった名の通ったブランドだと1、2万円以上は当たり前。

 

私がオーディオインターフェースに求めるものは、ボイスチャットをするためにダイナミックマイクの音声をPCに入力する事、だけ。

音声の入力以外の余分な機能や豪華な付属ソフトウェア、ハイレゾなんてものはこの際不要の何モノでもないから、それらを削ってでも安いオーディオインターフェースが欲しかった。

探し始めた時には、品切れか生産終了かよくわからないが、取り扱っているショップがないZOOMのU-22か、安いだけで良いイメージが無かったBEHRINGERのUM2か、そんな選択肢しかなかった。

 

そんな中で2021年2月に、M-AudioからM-Track SoloとM-Track Duoが発売された。

M-Track Soloならば税込みで5,500円。安い。

 

M-Audioという会社が"DTM用機器の会社"だという以外のことは知らなかったが、身近にM-Audioの製品を使っている人がいたので、購入することに踏み切れた。

 

 

m-audio.jp

www.dtmstation.com

 

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上側がSHURE PGA48XLR 下側がM-Audio M-Track Solo

 

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使用中のM-Audio M-Track Solo

 

筐体はシンプル。なにかのお菓子の缶箱みたいな、両手に乗るサイズで、大きく重いように見えるが非常に軽い。もう少しコンパクトに出来たんじゃないかと思ってしまったが、そこに企業努力があったことを考えたら変なことは言えない。

素材はプラスチックだが、安っぽさは感じない。

表面がマットなおかげで、照明が当たった時反射せず気にならない。触った時についてしまった手の脂の跡は、角度によっては少し気になる。

 

入力は2系統、出力は2系統とUSB。

入力側の1系統はXLRとフォーン端子両対応したもので、どちらでも使える。

入力、出力共に1系統少なくしても良いくらいだが、音楽関係で使うのであればこれが必要最低限、ということだろう。

 

入力2系統分と出力のボリュームノブを備えていて、これでGAINを調節できる。

ボリュームノブはゴム製になっていて、滑りにくく回しやすい。

入力2系統分には音声が来ている事と、音声が大きすぎて歪んだ事を知らせるランプもあり、簡単なものだがマイクの状態を知ることができる。

 

音質は評価できないが、悪くないことは断言できる。

 

GAINを最大にするとホワイトノイズが若干気になるが、PCのファンやエアコンなどの室内の騒音、PCにUSBで接続しているデバイスが多い事、その他の環境が影響していると思われる。

それはLogicool G510をオーディオインターフェースとし、マイクはSONY ECM-PCV80Uを使用していた前環境でもなっていたので、製品自体に問題はないはず。

 

流石に、無線LANの隣に置くとカラードノイズが酷かった。置く場所は考えよう。 

 

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この写真より上側に無線LANがある 出っ張ったXLRケーブルに関しては後述する

 

使用しているといくつか気になる事があった。

 

まずは、最大だとマイクの感度がめちゃくちゃ良くなる事。

ボリュームノブでGAINを最大にした所と、そこからほんの少しボリュームノブを小さくする方向に回した所の音量の差が激しいのには違和感を覚えた。最大が10なら、少し小さくしただけで5以下のレベル。その中間に設定したいところだが、出来ない。

 

次に、M-Track Soloには入力系統が2つあるが、USBでPCに接続すると入力系統が1つしか存在しない事。

つまりは、2つの入力系統がそれぞれ独立しておらず、1系統目が左側、2系統目が右側のステレオとして1つに集約されている。そのため、普通に使用すると左側からしか自分の声が聞こえないことになる。

はじめからモノラル音声として使えるものだと思っていたら、大間違いであった。

対応したソフトウェアでモノラル音声に変換する必要があり、私がボイスチャットで主に利用するTeamSpeak3にはそのような機能がなかったため、EqualizerAPOで音声のモノラル化を行う必要があった。

 

最後に、Windowsサウンドプロパティから変更できるサンプルレートとビットだが、入力側を変更すると出力側の設定も変更されてしまい、出力側を変更すると入力側の設定も変更されてしまう。いたちごっこである。

普段から使用しているオーディオミキサーのソフトウェアが16bitの48kHzまでの対応で、それらに合わせないとエラーを出して使えない事情があり、そのためどちらかでしか任意の設定を利用できないのは不便である。

現状は出力側は使わず、入力側のみ任意のサンプルレートとビットの設定でソフトウェアに登録して使用中。ドライバーの不具合だと思って修正を待ってみることにした。

 

1つ目はハードの仕様として仕方ないかな?と捉え、2つ目はなんとかなっているのとEqualizerAPOを使用する前提(こういうことになるとは思わなかったけど)だったため問題なし、3つ目は慣れたソフトウェアを変えるか、直るのを待つか。

 

 

前環境ではホワイトノイズが酷かったことは前述したとおりだが、それもあって今回ちゃんとしたオーディオインターフェースとマイクを購入することになった。

結果的には、前環境よりホワイトノイズは大幅に少なくなったので、満足している。

 

ただ、発売されたばかりでレビューも少ない為、前述した問題が不具合なのか、仕様なのか、自分の環境でのみ発生しているかなどがわからないので、これに関しては判別の付けようがない。

 

レビューサイトで星評価をつけるならば、★★★☆☆か★★★★☆だろうか。

 

出てきた問題を除けば、自分に合っていてかつ安く購入できたことで非常に良い買い物をしたと思っている。耐久性などは未知数なので、長期に渡って使用できるオーディオインターフェースになることを願いたい。

 

 

...ところで、見ようとする度サイトに繋がりにくくて、全て表示されるのに時間がかかるM-Audioさんのサイト。どうにかならないものか。

 

 

今回購入したモノリスト&ミニレビュー

SHURE PGA48XLR

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左側がSHURE PGA48XLR 右側がM-Audio M-Track Solo

ダイナミックマイク。XLR-XLRケーブル付き。
5,000円以下で買えるSHUREのマイクということで購入。
付属ケーブルは15ft(4.572m)。利用用途に合わず、長すぎた。

CANARE PC02-B-SA (2m/Orange)

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外側がCANARE PC02-B-SA 中央がAudio-Technica ATL428CL

マイク用ケーブル。ケーブルがオレンジ色で2m。
マイクに付属してきたケーブルが長すぎたことと、XLR端子だとオーディオインターフェースの筐体からあまりにも出っ張り過ぎていて、置き場所に困るほど邪魔だったので、XLR-フォーンタイプのケーブルとしてこちらを購入。
その上、後述する変換プラグを使用すると、大幅に配線をスマートにすることができた。
色は黒でも良かったが、10色から選べるのを見てオレンジ色を選択。かっこいい。

Audio-Technica ATL428CL

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マイクケーブルの端子変換プラグ。I型からL型へ。
安価で売られていた別製品のレビューを見たら、加工精度が良くないことがはっきりと書かれていたので、間違いないだろうオーテク製のものを購入。かっちり、ピッタリハマってくれた上に、CANAREのフォーンプラグとはデザイン的に相性がよくて満足。

ELECOM U2C-BF20BK (2m)

TypeAからBのUSBケーブル。長さは2mでフェライトコア付き。
付属しているUSBケーブルは1mだが、自分の環境ではぴったりすぎて不安だったので長いものを購入。ノイズを嫌っておまじない程度にフェライトコア付きを選択。

 

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