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〔JBL Quantum 100〕5,000円以下のJBL製ヘッドセット


https://viicsys.hateblo.jp/entry/2021/04/07/234141

発端は、2020年夏頃。

 

長らく使っていたヘッドセット、Logicool G230は経年劣化でボロボロ、床に落としたときの衝撃で至る所ヒビだらけ。ヘッドバンドとハウジングの接合部がパッカリ割れて、ビニールテープで補修しながら使っていた。

力がかかる場所であったので補修しても長くは保たなかったし、また補修して使い続けるにも限界を感じたので、渋々買い替えをすることになった。

 

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5年使ってボロボロになったLogicool G230

 

安価で名の通ったブランドの製品、ぱっと思いつくものはLogicoolだが、今まで同じブランドのものを使ってきて"つまらない"と思ったので、違うブランドで探していた。

当時、海外ではすでに販売されていたヘッドセットがある。同じブランドでいくつかの製品があったが、その中でも一番安価なヘッドセットに興味を持つ。

日本には高価格帯のものしか売っておらず残念に思っていたが、ふと新商品の情報を見ているとそのヘッドセットが日本でも発売される事がわかった。

 

今回購入したのはそんなヘッドセット、JBL Quantum 100である。

 

 

jp.jbl.com

prtimes.jp

 

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JBL Quantum 100の化粧箱

 

JBLは有名な海外の音響機器メーカーで、個人的には"でっかい業務用スピーカー作ってるとこ"という認識。高級なものを作っているイメージがあったので、Quantum 100が"5,000円で送料いれてもお釣りが来る値段"ということに衝撃を受けていた。

 

最初に値段の安さに惹かれたが、本体のデザインも買う動機になった。

 

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JBL Quantum 100

 

全体がプラスチックなのは値段相応だろうが、そこに変なメッキパーツや派手な彩色、無駄に光るLEDがないことが素晴らしい。とてもシンプルで纏まったデザインで良い。

ケバケバしい"ゲーミング"デザインが大大大嫌いな私にとっては、これだけでかなりの高評価である。

グレー色をベースに、イヤパッド内部のホコリ避けに書かれたL,Rの文字と、布製ケーブルの一部がオレンジ色であるが、丁度よいアクセントになっている。個人的に大好きなオレンジ色ということもあって満足している。

(記事編集時、公式サイトに掲載されてる製品サンプル写真では、同箇所はグレー色になっている。改良がなされたのだろうか?)

 

私はヘッドセット、ヘッドホン選びにおいて、ケーブル外装が布製であるかをまず見ている。普通のケーブルはどうしても重さや、柔軟性のなさが本体装着時気になってしまう。巻グセが直らないものは特に鬱陶しく感じてしまう。

究極はワイヤレスだろうが、どうしても費用は高くなる上に、本体重量がバッテリーなどで重くなってしまう欠点がある。

その点では、Quantum 100は布製ケーブルを採用している上に細めにできている為、柔軟性はかなり良く、軽くてケーブルが気になることなく快適に使用できている。

 

ただし、ケーブルの長さは実寸でおよそ1.2mと短め。

接続機器が遠いような環境、例えば私の場合そのままだとオーディオインターフェースまでの配線が不可能なほどに短いため、PCで使う方は延長ケーブルなどが必要になる可能性があるので注意が必要。

PCよりも、スマホや携帯ゲームなどに接続して利用する前提なのかもしれない。

(参考までに、Logicool G230のケーブルは3mもありました。)

 

実際に本体を装着した感じは悪くはない。

ただ、頭が日本人の平均よりも大きめ(憶測)な私でも側圧は弱めだと感じた。側圧がかなり弱めだったLogicool G230よりはマシだし、強すぎても疲れるので良くはない。

オーバーアクションをするクセがあって、頭を急に動かすことがある私の場合、ズレてたまに落ちそうになることがあるのでそう思うだけで、万人には丁度いいかもしれない。

頭が大きめということでヘッドバンドの長さも気になるところだが、私の場合は最大でもまあ使えないことはないが少し足りない、もう1段階ほしいかなと思った。

 

音質に関して詳細な評価は行えないが、低音域が強調されているのは分かった。半年以上使ったところ、音質に関して悪いと感じたことはなかった。

しかし、長時間の音楽鑑賞ではこの強調された低音域のおかげか疲れやすい。

全体の音はまぁまぁクリアに聞こえるが、上品な感じではない。音楽鑑賞には向かない、あくまでもゲームやボイスチャット向け、値段相応なのかな、と感じた。

 

それと、本当に、些細で、気にすると気にしちゃうレベルの話ではあるが...

ボリュームノブの仕様か、最大から小さくする方向に動かすとL→R→L→R...の順番で音量が変わる(逆方向でも)ので、変更するたびに定位が変わるように感じる。

そういうこともあってか、最大だと定位が左にほんのちょっとずれている感覚がある。

 

...電子部品に関する知識は皆無ではあるが、そもそも些細なことを気にしてしまう人は、ボリュームノブやミュートスイッチなど、無駄な機能がついていないヘッドホンを買ったほうが良いと、強く思った。

 

最後に耐久性に関して。記事編集時に気づいたことだが、ヘッドバンド左側の回転する部分の接点付近に小さな欠けを見つけた。えっ、いつの間に?とびっくりした。

 

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写真撮ってよーく見たら、欠けの下にヒビが伸びている... ヒェッ

 

いつ欠けたものかわからないが、私が使ってきたヘッドホン、ヘッドセットはこの部位周辺の破損、故障が多い。個人的にヘッドホン、ヘッドセットの最大の弱点、宿命として見ている上に、プラスチック製なので特に注意していたつもりなのだが。

破損はしたものの、今すぐ外れるような感じではない。ただ、寿命は短いかもしれないと思ってしまった。

 

 

自分の環境では別のマイクがあるので、ヘッドセットに付属の取り外し可能なマイクは外した状態で普段利用している。そのためマイクに関する評価は出来なかった。

不満はあるが、恐らくこの価格帯の商品に求めるものではないし、価格相応と思えば自分の中では納得してしまう程度であった。

 

それを踏まえてレビューサイトで星評価をつけるならば、★★★★★(星5つ)か。

 

ヘッドセット、ヘッドホンとしても破格の5,000円以下で手に入るモノとしては、非常に満足ができる製品で、"変な大陸系の安物に金を払うんだったらこっち買え"と声を大にして言える自信はある、JBL破格のヘッドセットだった。

 

言えと言われたら恥ずかしくて無理だが。

 

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